【不登校タイプ診断】
~冬眠ハリネズミタイプの場合~
それでは、ハリネズミタイプについての解説をしていきます。
ハリネズミタイプのお子さんの特徴は
まるで冬眠しているかのように、
カーテンを閉めた暗いお部屋で何年もじっと引きこもったり
引きこもらなかったとしても親や人を寄せ付けず、声掛けにも反応せず、
親子間の暖かな会話がなくなる傾向にあります。
まるで、ハリネズミが身を守るためにハリをむき出しているかのように
親や周りに対する警戒心がむき出しの状態です。
体力はなくなり、長いこと日焼けしなかった顔は青白くなります。
何年も引きこもることも珍しくなく、
最悪のケースだと5080問題へと発展します。
(※80歳の親が50歳の子供を養う状態。
最近は6090問題に移行し始めているようです)
不登校初期の登校刺激をはじめ、その後の対応によって、
引きこもりが長引くことも多々起きています。
~なぜ子ども達は引きこもるのか?~
「子どもが引きこもっている…」という話をすると
よく、「家が好きだからこもっている」と勘違いされる方がいます。
しかし、それは違います。
居心地が良いわけではなく、”家しかない”のです。
ここで、想像してみてください。
あなたは森の中を歩いているときに、クマに襲われました。
しかしうまく襲撃を潜り抜け、命からがら小屋へ逃げ込んだとします。
クマは入ってこなかったので、小屋は安全な場所です。
しかし・・・
ひとたび外に出たら、扉の横でクマが待ち構えているかもしれません。
近くにはいないように見えても、茂みに隠れている可能性もあります。
それどころか、仲間を連れてくるかもしれません。
小屋をこじあけてきて、自分に危害を加えてくるかもしれません。
残念なことに、あなたは丸腰です。
”外に出たらクマに襲われるかもしれない…”
その状態で、小屋から出られるでしょうか?
・
・
・
そう、子ども達も一緒なのです。
安心できる場所がないから
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家や自分の部屋でしかすごせないのです。
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そして『子どもが部屋にこもりがち』ということは
家の中に”クマが侵入してきている”ということ。
残念ながら多くのケースで、クマ=親御さんになっているようです。
そのため、子どもに部屋から出てきてもらうには
まず親がクマ⇒人間に戻る必要があるのです。
~なぜ、親への不信が増すのか?~
それには様々な理由があります。
外の社会で深く傷つき、自信を失ってしまった子は
ほとんどのケースで
「人が怖い」
「自分も他人も信用できない」
「どうせ自分が頑張っても無駄…」
という状態になります。
しかし、全てを自分のせいにすると、心が壊れてしまいます。
そのため、子ども達は『自分がこうなってしまった原因』を探し始めます。
その結果、
「自分がこうなってしまったのは親の育て方が悪いからだ」
という答えにたどり着きます。
そう思わないと、心が持たないのです。
親の期待にずっと応え続けてきて、疲れてしまったという子もいます。
一方で、親や周囲の期待に応えられなかった自分への嫌悪感、罪悪感も抱えています。
・親への恨みつらみ
・親や周りの期待に応えられない自分への嫌悪感
それらが高まった結果、
自分を信じれないし、他人も信じれない
行動したくても行動できない
人と関わりたいのに関われない
愛がほしいのに受け取れない…
本当は動かなきゃいけないこともわかってるけど、動く勇気も気力もなくて
満たされない鬱屈とした感情を日々かかえながら
寂しさを埋めたいけどをネット上での希薄な関係しか築けなくなります。
(もしくは、それすら難しくなります)
そうしてじわじわと、生きる目的や希望を失っていくのです。
引きこもり、親と顔を合わせない、近づくと震える…
お子さんの冬眠が解け始めた結果
ここからは、私の講座を受講されていたお母さんのお話をします。
そのお母さんは、お子さんの長きにわたる引きこもり状態にずっと悩んでいました。
初めてお母さんにご相談いただいたのは、2018年頃。
そこからしばらくたち、2021年に再会しお話を伺ったところ
お子さんと会話ができない、顔もあわせてくれない…
お母さんがそばによると震えられていた状態でした。
しかし、思い切って私の講座に参加して頂き、
お子さんと魂の部分から繋がっていくために、講座の学びを実践して頂いたところ…
ある日突然、お子さんが部屋から出てきて、家族と一緒にご飯を食べはじめたのです。
お母さんは、何気なく対応したそうですが
他の家族はびっくりしすぎて無言になり、固まっていたとのこと笑
そのほかにも、お母さんが握ったおむすびを2年ぶりに食べたり
お母さんが近くにいる状態で、近くで長時間ゲームをするようになったり…
さらには、長い間、まともな会話もままなかった状態から、
お母さんに対してずっと抱えていた気持ちを伝えられるようにもなりました。
さらには、
病院や床屋以外で、遊びに出られるようにもなっていたのです。
このお母さんのほかにも
・祖母の家で引きこもり、顔も合わせられないまま数年経過した子どもと
数年ぶりに顔をみれるようになった!
・引きこもり気味だった子どもと会話ができるようになった!
などというお声を頂いてます。
長期引きこもりの場合は、回復に時間がかかってしまいます。
しかし親側の取り組みを変えるだけで、お子さんも変わりはじめます!
ハリネズミタイプへの対処法
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ここまでお読みの方の中で
「どうすればハリネズミから抜け出せるのか?」
「子どもに対して、どうアプローチすればいいんだろう?」
など、
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