なかなか巣立てない小鳥タイプの解説

夜明ちはるです。

 

この記事では、『不登校タイプ診断』でお伝えした

 

・冬眠ハリネズミタイプ

・宿屋でMP回復中タイプ

・なかなか巣立てない小鳥タイプ

・生きづらさ抱える仮面タイプ

・本当の自立タイプ

 

各5つのタイプについて解説していきます。

 

 

今回の記事では、なかなか巣立てない小鳥タイプの解説をしていきます。

 

 

冬眠ハリネズミタイプはこちら

なかなか巣立てない小鳥タイプはこちら

生きづらさ抱える仮面タイプはこちら

本当の自立タイプはこちら

 

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『不登校タイプ診断』をまだお受け取りではない方は

こちらからLINEを追加後

https://lin.ee/jqRgNe6

 

不登校タイプ診断 とご入力くださいね♪

 

※不登校タイプ診断 の後は、何も記入しないでください。

よく「よろしくお願いします」とご記入いただくのですが、

自動返信機能が反応しなくなります。

 

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【なかなか巣立てない小鳥タイプの場合…】

この時期のお子さんはエネルギーもだいぶ回復してきており、家では元気に過ごせています。

 

 

元気なので学校や勉強以外の事なら色々とできる子も多いですし

実際に趣味や遊びに打ち込むことが多いです。

 

 

また、「そろそろ勉強してみようかな」「学校ちょっと行ってみようかな」

と言いつつ結局動かない『やるやる詐欺』も多い時期です。

 

とはいえ、本人なりに不安と戦いながら、将来について考えているのですね。

 

 

そのような様子を見ている親としても

「そろそろ次に進めるのではないか?」

「学校へ戻れるのではないか?」

「甘えているだけではないか?」

 

というような思いが湧いてくるもの。

 

 

そのため、登校刺激を再開するご家庭も少なくありません。

 

 

子ども自身も「何とかしなければ」とか

「受験が近づいてきている」という焦りは感じていますし

普通の日常に戻りたくても戻れない自分に不安を感じています。

 

なので、気力がある程度回復してきているこの時期は、

頑張ったらなんとか学校へ通えちゃったりする子もいます。

 

 

しかしその様子を見て「もうこれで通えるだろう」と思ったら、それは違うのです。

 

 

その理由は、まだまだ気力が回復しきっていないこと。

 

そして、多少元気に見えてきたとしても、

”嫌なことに立ち向かう気力”に関しては、全然残っていないからです。

 

なので、一時的に行けたとしても、すぐ挫折して学校へ行けなくなる子がほとんどですし

通えてしまうお子さんも、自分をすり減らし続けながら通っている部分があります。

 

 

実際、動き出そうとして学校へ戻ったけど長続きしなかったというお子さんや

 

葛藤の結果うまくいかずに挫折してしまったり、疲れて気力を使い果たした結果

宿屋タイプへと逆戻りする子も少なくありません。

 

 

 

このように、小鳥タイプは自分の将来を色々と意識しているものの、

前に進みたくても怖くて進めなかったり、一進一退の膠着状態が長く続きやすいです。

 

 

 

 

~この時期によく起きる予期せぬトラブルと親の対応~

宿屋~小鳥タイプのお子さんで、受験や進学の時期が迫ってきていた場合。

 

受験を必死に頑張り、普通の日常に戻ろうとする子もいます。

 

 

そのため、12月~春先はいろんなお母さんから

 

・受験の時期になってやる気が出てきて安心しました!

・進学が決まりました!もう大丈夫そうです!

・春から学校が始まるし、しばらく様子見てみます!

 

というお声を頂きます。

 

 

 

しかし…

 

 

半年後や一年後には

 

「学校へ行かなくなっちゃいました…」

「寮で引きこもっているようです…」

「大丈夫だと思ってたのに、どうすればいいかわかりません…」

「もう単位も出席日数も足りません…」

 

という連絡を頂くことも珍しくはありません。

 

 

 

もっと希望のある話をしたいんだけど、ごめんなさい。

この現実は知っておかなくてはなりません。

 

 

学校へ行かせれば大丈夫、次へ進む気力があれば大丈夫…ではありません。

 

殆どのお子さんが

「次へ進むための準備で、気力をほぼ使い果たしている」わけですから、

 

親は気を引き締めて、引き続きしっかり対応していく必要があるのです。

 

 

これに関しては、私の講座に参加された方の中でも、

「受験に合格して学校へ進学が決まったから、もう大丈夫だと思ってた」と、こぼされます。

 

そして私のもとへたどり着いてくださり、子どもがまだまだ回復段階であったことを知り、

「次は絶対失敗しない」と、腹を決めて立ち上がっていかれます。

 

 

そのくらい、お母さん達だけでは判別ができないんです。

 

 

 

なぜ、前へ進もうとしても進めなかったり、失敗してしまうのでしょうか?

 

 

答えは簡単です。

 

 

親子ともに、『世のなかに置いていかれることへの焦り』で動いてしまうからです。

 

 

親としては普通の高校生活を送ってほしいし、

子どもだって自分がイレギュラーな道を歩んでる自覚があるので、

なんとかして”普通”になりたいのです。

 

さらに言えば、”親や周りの気持ちに応えたい気持ち”がまだまだあるので、動こうとするのです。

 

 

親ができることは、子ども本人が進みたい道を模索できるよう、サポートしてあげること。

 

その上で必要なのが、

①あれこれ先回りしないこと

②子どもの悩みを受け止め、一緒に考えていくこと

③焦って先を急がせて余計な失敗を体験させないこと

 

 

特に、今これを読んでいる方のお子さんが受験が終わった後なのであれば

4月以降も楽観視はせず、「お子さんはまだまだ回復途中だ」と言うことを忘れないでいてほしいです。

 

 

 

失敗や挫折続きだと誰だって嫌になるのと同じで、子ども達は失敗を恐れています。

 

小さな失敗はOKですが、大きな失敗やつまずきを一人で背負わせないように

親が引き続きサポートしていくことも大切になってきます。

 

 

 

~学校でいじめを受け、一時期は引きこもり状態に。

転校して心機一転、前へ進もうとする娘さんをサポートし続けた結果…~

 

では最後に、コミュニティに参加されているりんごさんのケースをご紹介します。

 

 

りんごさんのお子さんは、部活での嫌がらせ(というよりいじめ)がキッカケで

学校へ行けなくなり、一時期は引きこもる状態にまで陥っていました。

 

 

その後は思いきって学校を転校。新しい学校での再スタートを切りました。

 

 

りんごさんは「無理はしてほしくない」という気持ちを抱きつつも、

お子さんの「頑張りたい」という気持ちを尊重して、学校へ通うお子さんの心をサポートすることを決意。

 

 

 

私からも

 

「お子さんのいじめで傷ついた心や、学校で奪われるエネルギーを

りんごさんのそばで癒されながら回復できる状態を作っていこう」

 

というようなお話をさせて頂き、

りんごさんは全力でお子さんをサポートしながら、ご自身を変化させていかれました。

 

 

りんごさんがお子さんをサポートしていく中で、どう変化していったのか?

 

以前収録した対談があるので、是非ごらんください。

 

 

りんごさんは、お子さんの心の回復を常に意識しながら、

その時々のお子さんの歩みに合わせて丁寧にサポートしていかれていたのが、とても印象深かったですね。

 

日に日にりんごさんが持つ”癒し度”が増していって、私まで癒されていました♪

 

 

挑戦と葛藤が次々やってくる小鳥タイプの時期。

 

この先、お子さんがまた立ち止まる時も出てくるかもしれません。

 

 

だけど

「今のりんごさんならお子さんをしっかりサポートしていけるだろうな~」

 

という安心感があります。

(と言いつつ、何か困ったことがあったらいつでも連絡くださいね!笑)

 

 

私がこの活動で一番好き瞬間が

お母さん自身が明るくなって、笑顔が増えて、素敵になっていく姿を見守れることです。

 

お子さんが不登校を経て、自分の人生をリスタートしているのと同時に

お母さん自身も人生の見直しをされて行ってるんですよね。

 

 

実際にりんごさんは講座参加後、お仕事に対する価値観もガラッと変化して

とても満ち足りた気持ちで働いているそうです♪

 

 

元不登校児としては、自分が元気になった後に

お母さんが疲れて鬱状態になってしまったり、幸せじゃなさそうなのは本当に悲しい。

 

 

実際に、私の母は4人の不登校を経て鬱になってしまったので

「私たちが無理をさせてしまった…」という気持ちをずっと抱えていました。

 

 

だから、お母さんにも心から安心して笑えてる未来を迎えてほしいし

そういう状態になることで、よりお子さんも回復して行けるはずです。

 

 

次は生きづらさ抱える仮面タイプについてお話していきますね!

お楽しみに!

 

なかなか巣立てない小鳥タイプの解説」への4件のフィードバック

  1. 畑田恵子

    我が家の娘も、学校にいくようになりましたが、進路、家庭でのことが、不安があるのかな?きょうも、予定としてないことが、学校であり、かなり、お疲れでした娘の親友はもっと深刻で、薬を飲んでいらっしゅるようです、辛うじて、二人とも試験は受けました

    返信
  2. 谷さわ

    書かれている通りだなと思います
    家では笑うし、食べるし、遊ぶし、勉強以外の事は普通です
    学校へも嫌だ嫌だと言いますが、私が仕事に行けずに困っていると思い、頑張って行ってくれていて、迎えに行くとニコニコしているので、付き添い登校しなくてもいい時期になってきているのではないかと錯覚してしまいます。
    でも、家で勉強の話を出したり、学校の準備をさせようとすると、全く出来ないのです
    「嫌なことに立ち向かう気力は全然残っていない」・・・のですね。
    でも世の中に置いて行かれる事への焦りがなくならないので、学校のこと勉強の事を言ってしまっています
    良質に見守ること、それが出来るようになれるといいなと感じました

    返信
  3. 横山康子

    とても ズキンときました。
    まだ小学生の男児ですが、回復期にあり、あと少しの不安を受け入れて乗り越えられたら 学校なり次に進めると思い 声掛けに迷っていました。登校刺激をしてしまうところでした。
     まだなのだと気付けました。これからどう寄り添っていけばわゆばよいか知りたいです。

    返信
  4. さなこ

    中3不登校のまま卒業してしまった次女。進路先は美容師の専門学校と通信制高校が連携している学校に進学を決めたり、卒業式には出る、そして翌日に金髪にする!と宣言していて小鳥タイプかと思っていましたが、やはり宿屋タイプだったかもしれめせん。それというのも、単なる不登校というよりは、不眠、昼夜逆転、暗い部屋にひとりでずっといる、出掛けない、食欲がない、過呼吸になる、ほとんど誰とも連絡をたっている、鬱になっていることです。結局、行く!と言っていた卒業式や校長先生との卒業面談は行けず、卒業式後に卒業証書だけは担任にもらいに行くというのも行けず、その度ごとに過呼吸を起こしました。私は卒業式行かなくていいよと言っていたのに、行きたかったのでしょう。行けなくて苦しんでいて本当に辛そうでした。卒業を待って、やっと、金髪にしてきて気持ちも晴れると思いきや、
    暗いまま。このまま、春から心機一転とはいかないかもなと思っています。

    それというのも
    夫が別居中で、離婚調停中で、次女には特につらい気持ちにさせてきたと思うのです。この話しは長くなるのでどこまで書けばいいのか…。そんな不安もあると思います。

    そして私自身、
    子どもから解放されたい
    先が見えなさ過ぎて苦しい
    毎日苦しくてつらい
    早く死にたい
    という気持ちがあります。

    仕事はなんとか正社員を見つけたけど向いているのか…とても大変です。

    夫は調停で親権請求となぜか私に慰謝料を請求すると言ってくるし

    長女も仮面タイプでなんとか高校を卒業して大学も決まり自立タイプへ向かっているもののHPSでとても不安定です。

    三女は小学生で
    近くにひとりで住む母の介護もしながら

    生きてる意味、というか、私自身が幸せを感じられなくなっています。

    自分の心が元気になって子どもたちや母にも以前のように私の笑顔をあげて幸せにしてあげたいのに。

    感想になっていないかもしれません。
    文章がまとまらず、すみません。

    私も数年前までは

    仕事もない、お金もない、鬱の旦那は無職で家で暴れて物を壊し子どもにあたる…

    夫と0歳児&1歳児を様々な面で支えなければならない…

    そんな感じでした。
    (今は旦那とは離れて暮らしつつ、メンタルと自立のサポートをしてます)

    家族3人に1人で向き合わざるを得なくなり

    体力も気力も根こそぎ奪い取られて

    毎日ぐったりして、何もしたくなくて

    それこそ毎朝「死にたい」「死んでラクになりたい」って思ってました。

    どん底の中にいる時って先が見えないし、どうすればいいかわからないですよね。

    返信

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