カテゴリー別アーカイブ: 不登校 タイプ診断

なかなか巣立てない小鳥タイプの解説

夜明ちはるです。

 

この記事では、『不登校タイプ診断』でお伝えした

 

・冬眠ハリネズミタイプ

・宿屋でMP回復中タイプ

・なかなか巣立てない小鳥タイプ

・生きづらさ抱える仮面タイプ

・本当の自立タイプ

 

各5つのタイプについて解説していきます。

 

 

今回の記事では、なかなか巣立てない小鳥タイプの解説をしていきます。

 

 

冬眠ハリネズミタイプはこちら

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本当の自立タイプはこちら

 

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よく「よろしくお願いします」とご記入いただくのですが、

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【なかなか巣立てない小鳥タイプの場合…】

この時期のお子さんはエネルギーもだいぶ回復してきており、家では元気に過ごせています。

 

 

元気なので学校や勉強以外の事なら色々とできる子も多いですし

実際に趣味や遊びに打ち込むことが多いです。

 

 

また、「そろそろ勉強してみようかな」「学校ちょっと行ってみようかな」

と言いつつ結局動かない『やるやる詐欺』も多い時期です。

 

とはいえ、本人なりに不安と戦いながら、将来について考えているのですね。

 

 

そのような様子を見ている親としても

「そろそろ次に進めるのではないか?」

「学校へ戻れるのではないか?」

「甘えているだけではないか?」

 

というような思いが湧いてくるもの。

 

 

そのため、登校刺激を再開するご家庭も少なくありません。

 

 

子ども自身も「何とかしなければ」とか

「受験が近づいてきている」という焦りは感じていますし

普通の日常に戻りたくても戻れない自分に不安を感じています。

 

なので、気力がある程度回復してきているこの時期は、

頑張ったらなんとか学校へ通えちゃったりする子もいます。

 

 

しかしその様子を見て「もうこれで通えるだろう」と思ったら、それは違うのです。

 

 

その理由は、まだまだ気力が回復しきっていないこと。

 

そして、多少元気に見えてきたとしても、

”嫌なことに立ち向かう気力”に関しては、全然残っていないからです。

 

なので、一時的に行けたとしても、すぐ挫折して学校へ行けなくなる子がほとんどですし

通えてしまうお子さんも、自分をすり減らし続けながら通っている部分があります。

 

 

実際、動き出そうとして学校へ戻ったけど長続きしなかったというお子さんや

 

葛藤の結果うまくいかずに挫折してしまったり、疲れて気力を使い果たした結果

宿屋タイプへと逆戻りする子も少なくありません。

 

 

 

このように、小鳥タイプは自分の将来を色々と意識しているものの、

前に進みたくても怖くて進めなかったり、一進一退の膠着状態が長く続きやすいです。

 

 

 

 

~この時期によく起きる予期せぬトラブルと親の対応~

宿屋~小鳥タイプのお子さんで、受験や進学の時期が迫ってきていた場合。

 

受験を必死に頑張り、普通の日常に戻ろうとする子もいます。

 

 

そのため、12月~春先はいろんなお母さんから

 

・受験の時期になってやる気が出てきて安心しました!

・進学が決まりました!もう大丈夫そうです!

・春から学校が始まるし、しばらく様子見てみます!

 

というお声を頂きます。

 

 

 

しかし…

 

 

半年後や一年後には

 

「学校へ行かなくなっちゃいました…」

「寮で引きこもっているようです…」

「大丈夫だと思ってたのに、どうすればいいかわかりません…」

「もう単位も出席日数も足りません…」

 

という連絡を頂くことも珍しくはありません。

 

 

 

もっと希望のある話をしたいんだけど、ごめんなさい。

この現実は知っておかなくてはなりません。

 

 

学校へ行かせれば大丈夫、次へ進む気力があれば大丈夫…ではありません。

 

殆どのお子さんが

「次へ進むための準備で、気力をほぼ使い果たしている」わけですから、

 

親は気を引き締めて、引き続きしっかり対応していく必要があるのです。

 

 

これに関しては、私の講座に参加された方の中でも、

「受験に合格して学校へ進学が決まったから、もう大丈夫だと思ってた」と、こぼされます。

 

そして私のもとへたどり着いてくださり、子どもがまだまだ回復段階であったことを知り、

「次は絶対失敗しない」と、腹を決めて立ち上がっていかれます。

 

 

そのくらい、お母さん達だけでは判別ができないんです。

 

 

 

なぜ、前へ進もうとしても進めなかったり、失敗してしまうのでしょうか?

 

 

答えは簡単です。

 

 

親子ともに、『世のなかに置いていかれることへの焦り』で動いてしまうからです。

 

 

親としては普通の高校生活を送ってほしいし、

子どもだって自分がイレギュラーな道を歩んでる自覚があるので、

なんとかして”普通”になりたいのです。

 

さらに言えば、”親や周りの気持ちに応えたい気持ち”がまだまだあるので、動こうとするのです。

 

 

親ができることは、子ども本人が進みたい道を模索できるよう、サポートしてあげること。

 

その上で必要なのが、

①あれこれ先回りしないこと

②子どもの悩みを受け止め、一緒に考えていくこと

③焦って先を急がせて余計な失敗を体験させないこと

 

 

特に、今これを読んでいる方のお子さんが受験が終わった後なのであれば

4月以降も楽観視はせず、「お子さんはまだまだ回復途中だ」と言うことを忘れないでいてほしいです。

 

 

 

失敗や挫折続きだと誰だって嫌になるのと同じで、子ども達は失敗を恐れています。

 

小さな失敗はOKですが、大きな失敗やつまずきを一人で背負わせないように

親が引き続きサポートしていくことも大切になってきます。

 

 

 

~学校でいじめを受け、一時期は引きこもり状態に。

転校して心機一転、前へ進もうとする娘さんをサポートし続けた結果…~

 

では最後に、コミュニティに参加されているりんごさんのケースをご紹介します。

 

 

りんごさんのお子さんは、部活での嫌がらせ(というよりいじめ)がキッカケで

学校へ行けなくなり、一時期は引きこもる状態にまで陥っていました。

 

 

その後は思いきって学校を転校。新しい学校での再スタートを切りました。

 

 

りんごさんは「無理はしてほしくない」という気持ちを抱きつつも、

お子さんの「頑張りたい」という気持ちを尊重して、学校へ通うお子さんの心をサポートすることを決意。

 

 

 

私からも

 

「お子さんのいじめで傷ついた心や、学校で奪われるエネルギーを

りんごさんのそばで癒されながら回復できる状態を作っていこう」

 

というようなお話をさせて頂き、

りんごさんは全力でお子さんをサポートしながら、ご自身を変化させていかれました。

 

 

りんごさんがお子さんをサポートしていく中で、どう変化していったのか?

 

以前収録した対談があるので、是非ごらんください。

 

 

りんごさんは、お子さんの心の回復を常に意識しながら、

その時々のお子さんの歩みに合わせて丁寧にサポートしていかれていたのが、とても印象深かったですね。

 

日に日にりんごさんが持つ”癒し度”が増していって、私まで癒されていました♪

 

 

挑戦と葛藤が次々やってくる小鳥タイプの時期。

 

この先、お子さんがまた立ち止まる時も出てくるかもしれません。

 

 

だけど

「今のりんごさんならお子さんをしっかりサポートしていけるだろうな~」

 

という安心感があります。

(と言いつつ、何か困ったことがあったらいつでも連絡くださいね!笑)

 

 

私がこの活動で一番好き瞬間が

お母さん自身が明るくなって、笑顔が増えて、素敵になっていく姿を見守れることです。

 

お子さんが不登校を経て、自分の人生をリスタートしているのと同時に

お母さん自身も人生の見直しをされて行ってるんですよね。

 

 

実際にりんごさんは講座参加後、お仕事に対する価値観もガラッと変化して

とても満ち足りた気持ちで働いているそうです♪

 

 

元不登校児としては、自分が元気になった後に

お母さんが疲れて鬱状態になってしまったり、幸せじゃなさそうなのは本当に悲しい。

 

 

実際に、私の母は4人の不登校を経て鬱になってしまったので

「私たちが無理をさせてしまった…」という気持ちをずっと抱えていました。

 

 

だから、お母さんにも心から安心して笑えてる未来を迎えてほしいし

そういう状態になることで、よりお子さんも回復して行けるはずです。

 

 

次は生きづらさ抱える仮面タイプについてお話していきますね!

お楽しみに!

 

宿屋でMP回復中タイプの解説

夜明ちはるです。

 

この記事では、『不登校タイプ診断』でお伝えした

 

・冬眠ハリネズミタイプ

・宿屋でMP回復中タイプ

・なかなか巣立てない小鳥タイプ

・生きづらさ抱える仮面タイプ

・本当の自立タイプ

 

各5つのタイプについて解説していきます。

 

 

宿屋でMP回復中タイプはこちら

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今回の記事では、宿屋でMP回復中タイプの解説をしていきます。

 

前回の冬眠ハリネズミタイプはこちら

 

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さて、宿屋でMP回復中タイプの解説をやっていきましょう。

 

 

 

【宿屋でMP回復中タイプの場合…】

解説の前に、MPという用語について質問いただいたので説明しますね。

 

MPとは?

ゲームの世界で、魔法を繰り出すときの数値(精神力)のこと。

MPがなくなると魔法の技を出せなくなります。

 

ゲーム慣れしている世代では、疲れてるときや気力がなくなっているときに

「MPがなくなった」と表現したりします。

 

不登校の子ども達にはゲーム好きな子が多いので、このように表現してみました。

 

 

MPがなくなると魔法技を使えないように、

現実世界でも気力がなくなってしまっては、いくら体力があっても動くことができません。

 

(私も1月後半、気力がなくなり生きる屍状態に陥ってたのですが、その話はまた後日)

 

 

ゲームの世界では、宿屋に泊まったりお薬を飲むことでMPが回復しますが、現実世界でお薬飲んで急激にMP回復したらそれはもう薬物です。

 

 

つまり子ども達は今、お家でMP(気力)を回復している最中なんですね。

 

~~~~~~~~~~

 

今回のアンケートで最も多かったのが、宿屋タイプ&小鳥タイプでした。

 

(私としても想定内ではありました)

 

 

ちなみに不登校タイプ診断は、冬眠ハリネズミタイプ~本当の自立タイプに沿って回復段階を表しています。

 

そのため、冬眠ハリネズミタイプ状態のお子さんは、回復するにつれて宿屋タイプへ移行します。

 

 

ただ、非常にやっかいで長期化しやすいケースが

宿屋タイプ⇔小鳥タイプで行き来を繰り返すパターンです。

 

 

車のタイヤが道端にできたぬかるみにはまって空回りしてるかのごとく、

 

宿屋タイプと小鳥タイプを行き来して回復しない…というケースがとても多いのです。

 

なので、当てはまった方は参考にしていただけたらと思います。

 

 

 

宿屋タイプは、冬眠ハリネズミタイプと比べると少し元気もあり

家の中であれば普通に過ごせていることも多いです。

 

 

必要なことであれば親としゃべれたり、会話を交わすことができます。

 

 

しかし、この時期はまだまだ先の事を聞いても答えられないし、考えられません。

 

 

そのため、ちょっと元気になったと思って親が先の話をすると、ガードが強くなります。

 

 

たいていキレるか、ムスッとするか、無言になるか、そのまま部屋から立ち去り自室にこもります。

 

 

なぜなら、子ども達は今はまだ回復に専念している最中であり

現実や未来に立ち向かう気力がないからです。

 

 

例えるなら、10キロマラソンを必死こいて走ったあと、

ぜーはーぜーはー息を整えて少し落ち着いてきたころに

 

「落ち着いてきた?なら次は30キロ行けるかな?どう?」

って聞かれた時のような絶望感すらあります。

 

 

特に、「無理して学校へ行かなくていいよ」と言われていた場合

この時期に学校についての話をされると、裏切られた感も出てきます。

 

「やっぱり親は学校へ行かせたいんだ」「あれは嘘だったんだ」

「結局私よりも世間体が大事なんだ」

 

と、なりかねません。

 

多少話してくれるようになってはいても、親への信頼は完全には戻っていないのです。

 

 

この時期に学校の事や進学について聞いてもプレッシャーにしかならず、

関係の悪化をはじめ、下手をすると冬眠ハリネズミタイプへ逆戻りすることもあります。

 

 

 

 

~親の対応はどうすればいい?~

 

このタイプへたどり着いた親御さんは、お子さんはまだまだ回復している最中だということ、

 

外の世界の繋がりよりもあなたとの繋がりを求めている時期だということを忘れずに向き合って頂けたら幸いです。

 

 

この時期は親から見て元気に見えるため

 

「元気に見えるのになぜ学校へ行かないんだろう?」「そろそろ行けるんじゃない?」

 

と思って外の世界へ進ませようとしたり、つい登校刺激をしてしまいがちです。

 

 

 

そのため、この時期の親御さんはお子さんと向き合う前に、

まずは自分の焦りと向き合い、消化していくことが必要になってきます。

 

そのうえで、外の世界へ送り出す前に、お子さんとの繋がりを深めていくのです。

 

 

 

不登校は、ただ学校へ行けなくなっただけではなく

長年蓄積していた心のダメージを抱えきれなくなり、現象化している子も多いです。

 

 

中には、幼少期の頃からため込んでいるものがある子もいます。

 

 

それまでの間にため込んでいたものが多ければ、

当然ながら親が思っている以上に回復に時間がかかります。

 

 

いじめられたり、暴力や体罰を受けた子などの明確な理由がある子だけではなく、

学校が好きなのになぜか行けなくなったという子も、知らずのうちに気力を使い果たしています。

 

 

学校が好きな子だとしても、周りの人との集団生活で想像以上に疲れるものです。

 

 

子どもにとって楽しいことばかりして、嫌なことに立ち向かえないのも

けして甘えていたり、だらけているというわけではなくて、

 

しんどいことに立ち向かう気力がない時期なのです。

 

 

もちろん、親が焦ったところで子どもは学校には行けませんし、

フリースクールや別の居場所を提示しても乗り気じゃないことがほとんどです。

 

 

「今はまだ前へ進むエネルギーが足りてないんだな」と判断して

エネルギーを回復させることに集中していきましょう。

 

 

好きなことをさせてエネルギーを回復させることも、回復の上で非常に大事。

勉強はしてなくてもOKなくらいです。

 

 

 

よくこの時期に、

「卒業したら働け」「高校を中退したら働け」

「自分があなたと同じ年齢の時は~」などと言われる親御さんもいます。

 

(主にご家族を経済面で支え、養われてこられたお父さんに多い傾向にあります)

 

 

しかしこれでは、お子さんは親御さんへ助けを求めているのに、頼りたいと感じているのに、

「一人で頑張れ」と突き放された感じがしてしまいます。

 

頼る場を失った子供たちは、かえって自立が遅れてしまうのです。

 

 

だからこそ、まずはゆっくり休む必要がありますし、遊ばせてあげることも大事。

 

その期間が、親が思っている以上にかかるということ。

 

 

どうしても期間を短くしたいなら、お子さんが安心して休めて、安心して遊べる環境を作ってあげることです。

 

 

 

~親だけではわからない落とし穴があります~

 

ただ…ここには大きな落とし穴が隠れています。

 

これからお話しすることは、

 

親御さんはお子さんの為にすでに十分頑張っている

 

ということは重々承知の上でお話していきます。

 

(つまり、責めているわけではありません。)

 

 

実は、親御さんにお話を聞いていて感じるのが、

 

お子さんの心が回復できる環境を整えているつもりでも、実際はうまく整っていない…

 

だから、回復がなかなか進んでいない…

 

というケースが、とても多いことです。

 

 

安心できる環境って、その環境にいる人だけで原因を突き止めたり、

対策を考えて取り組むのは非常に難しいです。

 

 

日本の地震技術をよその災害国に伝えるのと一緒で、

”家の中だけで考えない”、”誰かの頭を借りながら動いていく”っていうのは、とても大事。

 

なので、今後もこうやって学んで頂けて、お力になれましたら私も嬉しいです。

 

 

逆に…

 

「このまま様子見てたら何とかなるかも」「待ってたら回復するよね」

と思って現状維持で子どもが動き出すのを見守っていたら

 

子どもは動いたと思ったら挫折するを繰り返し、親は期待しては落胆して

うちの子はどうなってしまうんだろう…という不安を抱えたままに

 

気づいたら5年、7年、10年経ってた…とか、普通にあるあるな現実だったりします。

 

 

 

 

~14年にわたる夫婦の不仲を乗り越えて

お子さんの心を回復させたお母さん~

 

ここで、講座のお母さんを紹介します。

 

講座参加前から

「子どもが回復しない原因が夫婦関係の悪さにあると思う」といっていたアルさんです。

 

アルさんは、講座に参加してからなんと2週間で、

旦那さんとの関係を改善させる糸口をつかみました。

 

旦那さんとの関係が良好になるにつれ、以前は会話もなかった父子に会話が戻り、今では二人だけで数時間のドライブに行く仲にまでなったそう。

 

 

現在はお子さん自信が「これから自分はどうやって生きていくか」を考え、

模索している最中です。(宿屋~小鳥タイプの、小鳥寄りです)

 

以前収録させて頂いたアルさんへのインタビューがあったので、

どうやってアルさんが変わっていったのか?を、是非参考にしてくださいね♪

 

 

アルさんは、「自分のように苦しんだお母さん達の力になりたい」と決意して

今後、サポート側として活動していくそうです!

 

アルさんとお子さんの今後が、私もとても楽しみです♪

 

 

 

次回は、なかなか巣立てない小鳥タイプの解説をしていきますね。

 

お楽しみに!

 

冬眠ハリネズミタイプの解説

夜明ちはるです。

 

この記事では、『不登校タイプ診断』でお伝えした

 

・冬眠ハリネズミタイプ

・宿屋でMP回復中タイプ

・なかなか巣立てない小鳥タイプ

・生きづらさ抱える仮面タイプ

・本当の自立タイプ

 

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【はじめに】

今回、少しでも多くのご家庭の力になるために

不登校や引きこもりの現実を、ありのまま書いていきます。

 

子どもの抱える親が受け止めるにはキツイ本音も、

不登校を根本から解決できなかったケースが引き起こす残念な現実も全部書きます。

 

そうすると決めたのは、理由があります。

 

 

それは今回の診断を機に、数年前にお会いしたお母さん達と再会したこと。

 

そして、いっときご縁があったお母さん達が、

いまだお子さんの不登校に苦しみ続けているのを見たからです。

 

 

不登校改善は、本腰を入れると何年もの時間がかかるので仕方ありません。

 

途中経過を見ていく時期だって当然あります。

 

危ないとわかっていても、「何とかなるかも」と期待してしまったりします。

 

だけど…

 

当時、もっと明確に伝えておけば避けれたことも、アンケートの中にはありました。

 

 

「こうなりそうだな…」と感じてた方は、やっぱり想像通りになっていた。

 

 

正直悔しかったです。

 

未来を変えるお手伝いができなかったことも、

当時の私に、ちゃんと伝える力がなかったことも…。

 

 

不登校の親子に手を差し伸べたくて、親御さんもお子さんも笑えてる未来を手助けしたくてこの活動をしているはずなのに、私は何をしていたんだ…

 

という気持ちにさえなりました。

 

もちろん、全員を救えるだなんて思ってないし、私が直接サポートできる人数にも限りがあります。

 

 

だけど…自分が直接サポートできない人にも幸せになってほしいと思うのは、ごく普通の事じゃないでしょうか。

 

 

私はすでに、サポートするべきお母さん達がたくさんいるので、無料で相談に乗ったり、格安で鑑定することがもう難しい状況です。

 

安くすれば人は来るけれど、それだけサポートの質は下がりますし、

多忙で倒れたらサポートすることすらできなくなります。

 

 

でも、何とかして力になりたいし、「未来を変えなきゃ」「今すぐ立ち上がらなきゃ」って思ってもらいたい…。

 

だから今回の『不登校タイプ診断』という企画は、私の全力を注いで作りあげていくことにしました。

 

 

全力で書くので、内容を読んで時に苦しく感じるかもしれません。

 

後悔や罪悪感に見舞われるかもしれません。

 

身近に支えてくれる人がいない方の場合、苦しみと絶望に打ちひしがれながらも、

それでも一人でやっていかなければならないことも重々承知の上です。

 

 

それでも、まずは「現状を知る」ことがなによりも大事だからです。

 

 

だからこの先は、現状を抜け出すという覚悟を持ってお読みください。

 

 

 

私は現在、限られた人しか直接サポートできない状態だけど、

私の心はこれを読んで下さっているあなたと共にあります。

 

 

たとえ、今は苦しい現実にうちのめされていても

あなたなら乗り越えられると信じて書いていきます。

 

 

あなたがお子さんとの関係を改善させ、不登校や引きこもりの悩みから解き放たれ

成長した子どもがあなたのもとからイキイキと旅立つ背中を見送れますように。

 

あなた自身が、陽だまりの中で生きていけますように。

 

 

長くなりましたが、冬眠ハリネズミタイプの解説をはじめていきます。

 

 

【冬眠ハリネズミタイプの場合…】

まるで冬眠しているかのように、カーテンを閉めた暗いお部屋で何年もじっと引きこもったり

声掛けにも反応せず、親子間の暖かな会話がなくなる傾向にあります。

 

親や人を寄せ付けず、会話がほぼ成り立ちません。

 

警戒心むき出しで、まるでハリネズミが身を守るためにハリをむき出しにしている状況です。

 

体力はなくなり、長いこと日焼けしなかった顔は青白くなります。

 

 

何年も引きこもることも珍しくなく、最悪のケースとしては5080問題へと発展します。

(80歳の親が50歳の子供を養う状態。最近は6090問題に移行し始めているようです)

 

 

初期の登校刺激やその後の親の対応によって、引きこもりが長引くことも多々起きています。

 

 

 

~なぜ子ども達は引きこもるのか?~

 

よく、「家が好きだからこもっている」と勘違いされがちなのですがそれは違います。

 

 

ここで、想像してみてください。

 

あなたは森の中を歩いているときに、クマに襲われました。

 

しかしうまく襲撃を潜り抜け、命からがら小屋へ逃げ込んだとします。

 

 

クマは入ってこなかったので、小屋は安全な場所です。

 

 

しかし・・・

 

 

 

ひとたび外に出たら、扉の横でクマが待ち構えているかもしれません。

 

近くにはいないように見えても、茂みに隠れている可能性もあります。

 

 

それどころか、仲間を連れてくるかもしれません。

 

小屋をこじあけてきて、自分に危害を加えてくるかもしれません。

 

 

残念なことに、あなたは丸腰です。

 

”外に出たらクマに襲われるかもしれない…”

 

その状態で、小屋から出られるでしょうか?

 

 

 

そう、子ども達も一緒なのです。

 

 

安心できる場所がないから

~~~~~~~~~~~

 

家や自分の部屋でしかすごせないのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

そして、子どもが部屋にこもりがちだということは

 

家の中に”クマが侵入してきている”ということ。

 

 

 

残念ながら多くのケースで、クマ=親御さんになっているようです。

 

 

なので、まず親はクマ⇒人間に戻る必要があるのです。

 

 

 

 

~なぜ、親への不信が増すのか?~

 

それには様々な理由があります。

 

 

外の社会で深く傷つき、自信を失ってしまった子は、ほとんどのケースで

 

「人が怖い」

「自分も他人も信用できない」

「どうせ自分が頑張っても無駄…」

という状態になります。

 

 

しかし、全てを自分のせいにすると、心が壊れてしまいます。

 

そのため、子ども達は『自分がこうなってしまった原因』を探し始めます。

 

 

その結果、

自分がこうなってしまったのは親の育て方が悪いからだ

 

という答えにたどり着きます。

 

 

そう思わないと、心が持たないのです。

 

 

親の期待にずっと応え続けてきて、疲れてしまったという子もいます。

 

その一方で、親や周囲の期待に応えられなかった自分への嫌悪感、罪悪感も抱えています。

 

 

親への恨みつらみ、期待に応えられない自分という存在に対する嫌悪感が高まった結果、

 

自分を信じれないし、他人も信じれない

行動したくても行動できない

人と関わりたいのに関われない、愛がほしいのに受け取れない…

 

 

 

本当は動かなきゃいけないこともわかってるけど、動く勇気も気力もなくて

 

満たされない鬱屈とした感情を日々かかえながら

 

寂しさを埋めたいけどをネット上での希薄な関係しか築けなくなります。

(もしくは、それすら難しくなります)

 

そうしてじわじわと、生きる目的や希望を失っていくのです。

 

 

 

~不登校の子供の特徴を知る~

 

不登校や引きこもりになる多くのお子さんは

・まじめで優秀、正義感が強い

・繊細で感受性豊か

・人の期待や思ってることを感じ取る能力が強い

・自分の意思を抑えて周りのために動くので、周囲の感情に敏感

 

 

このような傾向を持っています。

そしてそれとともに、親の期待に応えたいという想いを持っています。

 

 

これは人間の本能的な部分で

「親から愛されなければ、自分たちが生きていくことができない」と、わかっているからです。

 

 

そのため、親がたとえ口にしていなくても、親の願いを察してその通りに動きます。

 

例え本人が「やりたい」と言ってたとしても、本当は親がやらせたいことを子どもが察して

親の願いをかなえるために自ら「やりたい」と言ったりするのです。

 

 

よく、不登校で悩むお母さんから「これまで手がかからなかったのに…」というお声も頂くこともありますが、

 

これまで親が子どもに助けられてきたという現状があります。

 

 

でも、もう子ども達は自分を抑えて

親や周りの期待に応えて生きていく人生に限界を迎えました。

 

 

まずはそのことを受け止めて頂けたらと思います。

 

 

子ども達は不登校や引きこもりを機に、本当の自分へ戻ろうとしているのです。

 

 

 

~親の対応はどうすればいい?~

 

親御さんは必死に育ててこられたお子さんが不登校や引きこもりになり、大変焦られたことと思います。

 

親としての想いもあるし、子どもを愛しているからこその将来への焦りも出てきますよね。

 

多くの親御さんは「自分は愛せてなかったんじゃないか・・・」と落ち込まれるのですが

 

我が子を愛しているからこそ、想いが強くてうまくいかなくなることって多いじゃないですか。

 

 

だからこそですが、「何とかしなければ!」と焦ってしまった結果、

 

多くのケースで

 

・ドアの前でべったり張り付いて声をかけ続ける

・無理やりドアを開けて引っ張り出そうとする

・親の気持ちを書いたお手紙をドアの隙間から入れる

・お父さんなら、ドアの外から怒鳴り散らして動かそうとする

・ご飯やお金について言及したりする兵糧攻めや、「家を出て働け」といって子どもにはっぱをかける

 

…という行動を取ってしまうようになります。

 

ですがこれらは、子どもにとって

唯一安心できる居場所を脅かされている状態”にほかなりません。

 

 

そして、ますます子ども達のガードは高くなり、親への不信感は高まります。

 

私の講座の中にも、以前はお子さんからバリケードを設置されていたという親御さんがいますが、親御さんへの心のバリケードが実際の形として表出した形です。

 

 

ここに、無理やり割言ったらどうなるでしょうか?

 

ますます関係が悪化するケースがほとんどです。

 

子ども達は、親を傷つけてくる存在と判定して、自分を守っています。

 

 

 

では、声をかけず見守ればいいのかと言うとそれも違います。

 

 

 

多くの場合、上のような事をやってみて無意味だとわかると

 

だんだん子どもに声をかけなくなっていきます。

 

 

そうすると…

 

子どもも「親から放置された」「愛されていないんだ」「自分はやはり生きている価値がない存在なんだ」と思い込むようになります。

 

そして、ますます部屋から出なくなっていき、引きこもり状態が長期化していくのです。

 

だから、声はかけていく必要はあります。

 

ただし、子どもを不安がらせない、焦らせない、当たり障りのない声掛けからスタートしていくこと。

 

 

厳しく感じるかもしれませんが、ここまで親子の関係が落ちてしまうと、

親子は他人以下の状態からもう一度やりなおしていく覚悟で向き合う必要があります。

 

信頼を感じれない存在から自分の未来についてはっぱをかけられたり、脅されたりしても、誰だって動けません。

 

 

お子さんがハリネズミタイプだと感じた方は

 

まずは「おはよう」や「おやすみ」など…

基本的なあいさつからスタートしていきましょうね。

 

 

 

 

~引きこもり、親と顔を合わせない、近づくと震える…

お子さんの冬眠が解け始めた結果~

ここからは、講座内のお母さんのお話をします。

 

そのお母さんは、お子さんの長きにわたる引きこもり状態にずっと悩んでいました。

 

 

初めて会ったのは、2018年頃。

 

そこから年数が立った2021年に再会して、お話を伺ったところ

 

お子さんと会話をすることもままならず、顔もあわせてくれず、お母さんがそばによると震えられていた状態でした。

 

 

しかし、思い切って私の講座に参加して頂き、

お子さんと魂の部分から繋がっていくために、講座の学びを実践して頂いたところ…

 

 

ある日突然、お子さんが部屋から出てきて、家族と一緒にご飯を食べはじめる事態が発生しました。

 

お母さんは、何気なく対応したそうですが

 

他の家族はびっくりしすぎて無言になり、帰ってきたお兄ちゃんは驚きのあまり声をあげて指さしながら固まっていたそうです笑

 

 

 

そのほかにも、お母さんが握ったおむすびを2年ぶりに食べてくれたり

 

お母さんが近くにいたら絶対に長居しなかったのに、近くで長時間ゲームをするようになったり…

 

さらには、長い間、まともな会話もままなかった状態から、

お母さんに対してずっと抱えていた気持ちをぶつけてくるようにまでなってきました。

 

 

 

 

この診断を書いてから、近況をお伺いしたところ

なんと病院や床屋以外で外出できるようになっていました!

 

 

 

 

数年間の長かった冬が、ようやく溶ける時期がやってきています。

 

 

もちろん私が頑張ったわけではなく、お母さん自身が講座の学びを通して様々な気づきを見つけて、多くの人に助けられながら実践されてきたから得られた現実です。

 

 

長期引きこもりの場合は、回復のスピードもどうしても時間がかかってしまいますが、親側の取り組みを変えるだけで、お子さんも変わりはじめます。

 

 

 

~不登校の子どもと信頼関係を改善し、

いままで以上に親子の関係を手に入れる方法は?~

 

今回の企画で頂いたアンケートを読んでいくと、

・お子さんとうまく話せない

・お子さんが本音を話してくれているかわからない

・嘘をつかれるのが気になるし、どう対応していいかわからない

・子どもに頼られるようになりたいけれど、話しかけても無視される

 

など…

 

多くの方が、お子さんとの関係を良くする方法がわからず悩まれていました。

 

 

親と子の関係は、とても特別なもの。

 

そして、子どもは親との関係から人間関係や生き方の多くを学びます。

 

 

だから、子どもに自立してほしいのであれば、親と子どもの関係を改善させるのは非常に大切です。

 

 

それも、ただしゃべれる、ただやりとりできる…

 

というレベルではなくて

 

 

子が親に苦しみや本音を話せて、困った時に親を頼れて、甘えられて

親の存在から生きるエネルギーをもらうことができる…

 

そのくらいになることが理想です。

 

私はその状態を、『親子の魂が繋がる』と呼んでます。

 

 

ただ、お子さんは親を拒絶しているので、お子さんから繋ぎに来てくれることはありません。

 

親が子どもの気持ちを受け止め、深く理解していきながら

子どものために自分の価値観や思考を変えていく必要があります。

 

 

子どもは親を拒絶はしていますが、魂の部分では「親に愛されたい」と感じているので

 

親が諦めずに行動を続けていけば、子どもは必ずあなたの想いを受け取ってくれるのです。

 

 

だから、たとえ今がどんな状態だったとしても

 

 

 

変わり方がわからない…という方も、

まずは今日のお話を元に実践してみてください。

 

そうしたら、講座のお母さんのように

必ず冬眠状態が解けて、次に進めるようになりますからね♪

 

 

私も引き続き、不登校や引きこもりという出来事を通して

”親御さんの愛”と”お子さんの求める愛”をリンクさせて

親子の魂を繋げるサポートをしていこうと思います。

 

 

次回は、宿屋でMP回復中タイプの解説をしていきますね。

 

お楽しみに!